こんにちは!あ’s familyです!
某ゼネコン施工管理(現場監督)として建築業界に従事する私が、アイ工務店(京都)で建てた注文住宅に住み始めて、2年が経ちました。
今回は、住んでみて改めて感じたアイ工務店で注文住宅を建てるメリット・デメリットを紹介します。
一生に一度の家づくり。ハウスメーカー選びに迷走されている方、後悔しないように参考にして下さい。
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メリット①:ハイグレードな住宅性能、設備仕様
詳しい内容は公式ホームページをご覧ください。
我が家の満足度が高かったのは、住宅設備(キッチン、浴室、洗面、トイレ)の標準仕様が他社に比べて圧倒的にハイグレードだったことです。
我が家が契約した当時は、「Panasonic」「LIXIL」「TOTO」「Takara Standard」から選択できました。
各メーカーの中でも、一押しのグレードの高い品がズラリ!
アイ工務店の各営業所・支店によって取扱うメーカーや仕様は違うようです。参考程度に捉えて下さい。
ちなみに我が家はPanasonic製で統一。これにより、オプションが無料で追加できる等の恩恵も受けられました。
メリット②:1mm単位の自由設計
こちらについても、詳しい内容は公式ホームページでチェックしてください。
我が家は、洗面~脱衣スペースの間仕切壁を、「洗面台」「洗濯機&乾太くん」「窓」が横並びに納まるようにmm単位で調整しました。
また、我が家は採用しませんでしたが、「スキップフロア」「ハーフ吹き抜け」等、上下空間の有効利用を得意としています。気になる方は、検討してみると良いと思います。
ロフト(小屋裏収納)は天井高1.4m以下、床面積が下階の1/2以下であれば、建築基準法上、延床面積に加算されません。
階数・延床面積の制限を受けずに、物置空間を追加できるメリットがあります。
ただし、建築する地方自治体によって条件が異なりますので、事前に確認が必要です。
メリット③:設計士・IC(インテリアコーディネーター)が非社員
3年前、我が家が契約を終えて、実際にプランニング・設備仕様の打合せをしていたのは非社員(外注スタッフ)のIC(インテリアコーディネーター)でした。
非社員であることは企業側、施主側にもメリットがあるのです。
✓ 社員の替わりに非社員を雇うことで、経費削減につながる ※人件費(正社員)って超高額…
✓ 非社員(外注スタッフ)もハウスメーカーとの次期契約を勝ち取るために、本気で取り組む ※施主評価が低い非社員に、次期契約は無い!一方、社員には仕事が与えられ続けるため、必要以上の努力はしなくなる…
自分にとって、一生に一度の家づくり。本気で取り組んでくれる方が担当してほしいですよね!
その姿勢は、電話やメールの返答に表れます。
我が家を担当してくれた、ICの女性は秀逸でした!
ただし、非社員のため、打合せ回数が事前に決められています。企業側からすれば、労務・経費が抑えられるからです。
間取りが確定してから、ICとの打合せがスタートします。
「○回目の打合せに、何を決めなくてはならないのか」あらかじめ内容を想定してからスタートしましょう。
メリット④:IoT住宅にできる
IoTは、住宅内のWi-Fi環境下において、スマホやスマートリモコンと家電製品を紐付け設定することで、対象家電製品を遠隔操作・音声操作することができ、日常生活の利便性を向上できるツールです。
我が家が、契約した3年前には「AmazonEchoDot(第3世代)」と「EZCON」が無料で付属しており、「アイ・住マイル」というオリジナルアプリが使用できるようになりました。
我が家では、テレビ・LDK照明・エアコンを音声操作しています。
住み始めるまで興味が無かったのですが、いざ使い始めると不具合も少なく、満足度は非常に高いです。
「AmazonEchoDot(第3世代)」と「EZCON」以外にも、給湯器・防犯カメラを遠隔操作できるようにしています。
IoTの利便性を体感すると、いろんな製品に興味がわき、試したくなってくるのです!
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メリット⑤:無駄な企業広告が無い
我が家が契約した当時のアイ工務店は、メディアでの企業広告がほとんどありませんでした。
大手ハウスメーカーの展示場へ行かれたことありますか?
心惹かれるパンフレット、打合せで出される有名茶菓子、来場者へ無料配布されている品々…
「え!?まだ契約前なのに、こんな物まで無料でくれるの?」
コレらの品々、ひいては展示場の建築費用、各イベント費用、テレビ・雑誌・SNS等での広告費用…
顧客獲得のための広告宣伝費用の多くは「契約者(施主)」が負担しているのです。
ハウスメーカーのように顧客が一般人である企業にとって、広告宣伝費がいかに大切か。企業にお勤めの方ならご理解できると思います。大企業であれば尚更です。
この企業広告を当時のアイ工務店は疑問視しており、顧客の負担を減らす(企業広告を最小限に抑える)ことで、適正価格で住宅を提供するという理念がありました。
同じ建築業界に携わる私は、この姿勢に共感するものがありました。
現在のアイ工務店は全国に展示場を設けて、広告にも注力しているようです。
企業アンバサダーにも著名人が起用されています。
引用:アイ工務店「公式YouTubeチャンネル」
メリット⑥:充実したキャンペーン
アイ工務店では2月、3月、6月、9月、11月が販売強化月間とされ、お得なキャンペーンが実施されます。
キャンペーンの内容は、各営業所・支店によって異なるので、内容発表されるまでお楽しみとなります。
特に6月はアイ工務店の決算月ですので、最も注力された内容を打ち出してくる可能性大です。
参考までに我が家が契約した、京滋支店2021年2月のキャンペーン内容は以下の通りです。
✓ 永大産業:フローリング材(1フロアのみ)仕様グレードUP
✓ 永大産業:内部建具(水廻りを除く1フロア全て)ハイドアへグレードUP
✓ 永大産業:ビルトイン収納(W1200)オプション無料
✓ ニチハ:軒天材 木目調へグレードUP
✓ Panasonic:キッチン オプション1点無料(我が家はレンジフードをグレードUP)
これらが全て無料!価格高騰し続けている現在では考えられない、充実した内容でした。
あくまでキャンペーンです。契約の決め手になりませんのでご注意を。
メリット⑦:他社に比べて、値下げ交渉に積極的
「適正価格」とうたっているだけあって、他社より低価格に対する意識が非常に高い。(と同業者である私は感じられました。)
候補にしている他社の提案書をひきあいに交渉してみてください。
契約を勝ち取りたいのは当然ですが、メーカーとの値交渉は企業側にもメリットが生じます。
メーカーと値交渉を始めてくれるかもしれません。
デメリット①:標準仕様が気に入らない=費用対効果が薄くなる(適正価格でなくなる)
設定された標準仕様がお気に召さず、標準から外れたメーカーや製品を採用したい場合は、費用体効果が薄れます。
ものによっては、他社よりも高額になってしまうことも…
どの企業にも当然ながら、得意・不得意があり、メーカーとの流通の関係から仕入れ値には、大きな違いがあります。
他社よりも安く仕入れることができ、安価で顧客へ提供できる製品を「標準仕様」に設定しているわけです。
候補にしている「ハウスメーカー・工務店がどのメーカーや製品を得意としているか」は超重要な情報なのです。
デメリット②:秀逸な設計・デザインは期待できない
我が家が契約した当時は、「適正価格」の住宅を提供するために、無駄な経費をかなり削っている印象でした。
その一つの策が、前述した設計士・IC(インテリアコーディネーター)を非社員とすることです。
なので、間取り確定までは正社員の営業マンが全ておこなっています。
経験は豊富ですが、「それなりの」「無難で無駄の少ない」間取りが提案されます。
コストを抑える、施工性を良くする等、企業側の都合が良い方向へ導こうとしてきます。
希望のプランをお持ちの方は、最初からイメージはっきりとを伝え、意思を貫きましょう!
まとめ:「アイ工務店」 ✖ 「施主力」で完成度・満足度が跳ね上がる!
いかがでしょうか?
建築業界に携わる私は、アイ工務店は適正価格で高品質な住宅を供給できる企業だと確信できました。
ただし、まかせっきりにしてはいけません。企業の思うがまま、都合の良い住宅を生産されてしまいます。
施主自身が知識を養って、家づくりに全力で取り組むことが必要不可欠です。
施主が力を注ぐことで、アイ工務店の住宅の完成度・満足度は飛躍します。
一生に一度の家づくり。後悔しないように「愛」と「力」を精一杯注いでください!