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【第1種換気vs第3種換気】注文住宅で選ぶなら?知らないと家族の健康が危ぶまれる

アレルギー対策
この記事はこんな方に読んでほしい

 ✓ 家づくりを考えている方

 ✓ 家族が喘息、アレルギー疾患をお持ちの方

 ✓ 小さなお子様がいる子育て世帯の方

こんにちは!あ’s familyです。

我が家は家族3人皆、アレルギー疾患を持ち、発作が起きないよう注意深く生活する毎日です。

マイホームは家族の心身の拠り所になります。

だからこそ、見ためだけのデザインで満足するのではなく、目には見えない空気の事をもっと考えるべきなのです。

この記事では、注文住宅における24時間換気システムは第1種換気と【第3種換気】どちらを選ぶべきなのか。

建築施工管理技士(現場監督)✖ アレルギー疾患である、私自身の考えをまとめてみました。

第1種換気 VS 第3種換気
  1. 第1種換気メリット
    • 安定した「給気」と「排気」がおこなえる
    • 全熱交換型は熱損失が少ない
  2. 第1種換気デメリット
    • 初期費用が高い
    • ランニングコストが高い(24時間換気+全熱交換機、耐用年数が未知数…
    • ダクト内部のメンテナンスが不可能
    • 費用対効果を感じられない(必要なくても止められない…世帯によっては宝の持ち腐れに)
    • 内部結露が発生する(可能性がある)
  3. 第3種換気メリット
    • 初期費用が低い
    • 費用対効果が高い(健康に不安の無い方には、十分な能力がある)
  4. 第3種換気デメリット
    • 給気性能が劣る(負圧になる)
    • 大気中の花粉、黄砂、PM2.5等、湿気を室内に取り込んでしまう(可能性がある)
    • 排気側での熱損失が大きい
    • プロペラファンの場合、異音など不具合が発生しやすい
  5. まとめ:24時間換気は+α の計画が必須!現在は未だ、機械に頼り過ぎた計画は危険です。

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外から空気を取り込む給気、室内の空気を外部へ吐き出す排気ともに機械を使用する方式です。

引用:三菱電機「換気のイロハ」

機械を常時稼動させるため、「給気」「排気」が一定で、安定した換気がおこなえます。

給気側には高性能フィルターが設けられ、大気中の微細な物質(花粉、黄砂、PM2.5等)を取り除いてから、室内へ取り込んでくれます。

また、「全熱交換型」であれば、外部と内部の空気の温度差を調整してくれるため、熱損失が少なく(冷暖房で得た温度を失いにくい)、快適に過ごすことができます。

ただし、熱損失が少ないからといって、月々の光熱費第3種換気より抑えられるとは限らないので注意が必要です。

冷暖房費用は 第1種換気 第3種換気 になりえます。

しかし、第1種換気は「給気」「排気」「熱交換」とシステム自体に負荷が大きいので、

トータルの電気使用量は 第1種換気 第3種換気 となる傾向にあります。

「給気」「排気」ともに機械を使用し、ダクト式ではダクト工事も必要なので、導入費用は高額になります

また、換気システム自体の歴史が浅く、メーカー各社、発展途上で耐用年数が未知数と言えます。

不具合が起きた場合、機器・ダクトの点検・交換には、設置されている天井や床の貼替えが伴う為、ランニングコストも高額になります。

効率的な換気をおこない、機械を永く稼動するには、日頃からフィルター清掃・交換等、適切なメンテナンスが必要です。せっかく高価な設備を導入したのですから、手間暇を惜しではいけません。

しかしながら、ダクト内部は素人ではメンテナンスできません。フィルターが外部に設置できるもの、外壁のベントキャップにフィルターを設ける、業者による定期クリーニング等の検討が必要です。

次に、費用体効果について。

第1種換気では「給気」「排気」「熱交換」がセットになっているので、常時稼動させる必要があり、第3種換気に比べて電力負荷が大きくなります。

「夜遅くまで仕事で、日中ほとんど家にいない」「単身赴任、子供が巣立つ等の理由で空き部屋がある」

といった「熱交換」が不要な世帯は珍しくありません。この場合でも、熱交換を停めることができないのです。

勿体ない宝の持ち腐れ感がぬぐえないケースも存在します。

ハウスメーカー、工務店の提案をそのまま鵜呑みにしてはいけません。

最後に、専門家によって問題視されている内部結露の可能性について。

第3種換気では室内が「負圧」状態になり、第1種換気では「安定」状態が保たれると一般的に言われていますが、

フィルターのメンテ不足等が原因で、十分な排気がおこなわれない場合、また、外部の風が強い場合、排気量は絞られて、室内は「正圧」状態となります。

この状態になると、室内の暖かい(水分を含んだ)空気外部へ押し出される力が働いてしまいます。

排気ファン以外(屋根・外壁等の小さな隙間)の場所を通り、外気に触れることによって内部結露が発生する恐れがあるのです。

対策としては、室内を「負圧」状態にすること!排気量を落とさない(上げる)ことです。

我が家は、常に「負圧気味」になるように計画しました。

給気」は給気口による自然換気、「排気」に機械を使用する方式です。

引用:三菱電機「換気のイロハ」

給気」に機械を使用しない為、導入費用は安くなります

また、日頃のフィルター清掃をおこない稼動させていれば、必要最低限な換気がおこなえます。

健康に不安の無い方にとっては費用対効果が高いと言えるでしょう。

給気量が少ない事による健康被害は少ないのですが、大気中の微細な物質(花粉、黄砂、PM2.5等)、湿気を室内へ取り込んでしまうリスクがあります。

現在、採用される給気口には高性能フィルターが設置されているものがほとんどなのですが…問題はそこでは無いのです。

第3種換気では気密性が高ければ高いほど、室内は「負圧」状態になります。そうなると、給気口以外の場所(窓やドア、家中の小さな隙間)から空気が入り込もうとする力が働き、空気を室内に吸い込むような状態になるのです。

この状態では、フィルターを介さず、大気中の汚染物質がそのまま室内へ入り込んでしまうのです。

でもこれって、窓換気と変わりませんね。空気清浄機で対策できます。

次に、熱損失について。

機械の常時稼動させて排気をおこなう為、熱損失が大きく(せっかく冷暖房で得た温度を外へ吐き出してしまう)なることがデメリットです。

ただし、冷暖房費用は高くなったとしても、トータルの電気使用量第1種換気より高くなるわけではありません

我が家は第1種換気(全熱交換型セントラル方式)を採用しました。1階の基本の換気計画がコチラです。

ごく一般的な第1種換気計画になっていて、

   外気が天井内ダクトを通って、熱交換ユニットに取り込まれる。

   適温になった空気が、天井ダクトを通り、居室(LDK)の吹出し口から給気される。

   LDK内をぐるりと回って、ドアから非居室(廊下)へ空気が流れる。

   熱交換ユニットに吸収され、天井内ダクトを通って、外部へ排出される。

これが延々と稼動されます。

我が家は、このプランに納得したわけではなく、そもそも既存の24時間換気に頼り過ぎた計画は危険だと考えています。第1種換気については発展途上であり、現在は未だ、デメリットが多過ぎるのです。

このデメリットを我が家は、「窓による自然換気」、「局所換気の追加」、「レンジフード、浴室換気の活用」によって補い、不安を解消する施策を試みています。これについては、別の記事で紹介しています。

第1種換気第3種換気はどちらを選んでも正直、現在は未だ微妙です…。良し悪しが必ず発生してきます。

それぞれのメリット・デメリットを把握し、自分で納得できる換気計画にすることが大切だと思います。

あなたと、愛する家族が永く暮らす空間になりますので。

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