こんにちは!あ’s familyです!
アレルギー・過敏症によって身体のトラブルの多い私達家族が、注文住宅に住んで2年が経ちました。
今回は、私達が賃貸物件に暮らしていた頃、体調不良を引き起こしていた原因と賃貸物件の問題点を紹介します。
「これらの原因を排除する為に、我が家は注文住宅を建てることを決心した」と言っても過言ではありません。
現在、賃貸物件にお住まいで、体調不良が続いてしまっている方…家づくりを検討した方が良いかもしれません。
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第3種換気設備
引用:三菱電機
賃貸物件の多くはコスパの良い「第3種換気システム」が採用されています。
「第3種換気システム」とは排気を機械でおこなって、給気は給気口から取り入れる換気システムです。
取って付けたような換気設備では、換気効率が悪く、空気中の汚染物質が外へ排出されにくく、それがアレルゲンとなり体調不良を引き起こしているかもしれません。
また室内の気流が悪いと、湿気も溜まりやすくなり、カビが発生しやすい環境をつくってしまいます。
天井内の排気ダクト
賃貸物件では、前の入居者が退去したあと、メンテナンス業者によるクリーニングがおこなわれます。
しかし、このクリーニングはあくまで「目に見える」部分に限られ、排水パイプの中や、換気設備のダクト内部のクリーニングは高額の為、通常は含まれません。
この見えない部分のクリーニングは、入居者による自己負担でしかおこなわれていないのが事実です。
なので不動産仲介やオーナーの手元には、メンテナンスの記録が残されていません…
もしかすると…数十年間の汚れが蓄積されているかもしれません。
換気扇を止めた際に、「黒い汚れが落ちてくる」、「悪臭がする」等の症状が発生し…
そのまま放置しておくと、適切な換気がされず、さらに悪循環に陥ります…
築年数が10年を超えている物件に住まれている方は、一度、クリーニングを検討された方が良いでしょう。
水廻りの壁・床
洗面台廻りの壁、脱衣所の浴室付近の床など、どうしても水気が多い場所があります。
その壁紙の下、フロアシートの下地がどうなっているか…想像したことがありますか?
入居時には、壁や床の表面はキレイに拭き取られている、あるいは、張替えられて、
下地がどうなっているかなんてわかりません。
しかし入居してしばらくすると次第に、カビが目に見えるようになり、臭いが気になる…
壁紙やフロアシートをめくってみると、下はカビだらけで木材が腐りかけている…こんな物件、少なくありません。
水廻りの換気設備や撥水性が良くない物件では、身体も身に付ける物までカビに侵されてしまうのです。
大袈裟かもしれませんが、マンションの1室のカビが、マンション全体に影響してしまうことだってありえるのです。
上下左右の隣人のカビに、我が家が侵されてしまう…そんなリスクもマンションでは背負う覚悟が必要なのです。
私は現場監督としてリフォーム・改修工事を何度も経験していますが…
こんな物件がざらに存在します。
備え付けのエアコン
エアコンが契約時の段階から備え付けてある物件は珍しくないと思います。
「もともと付いてるなんてラッキー(^O^)」
なんて喜ばしいことではないので、注意して下さい。
そのエアコンは、いつから設置され、定期的にクリーニングされているか、確認する必要があります。
古いエアコンは運転停止した後、何もせず放っておくと内部に水分が溜まったままの状態なので、エアコン内部にカビが発生してしまいます。
なので定期的にクリーニングされたエアコンでないと、室内にカビが放出され続け、カビを吸い続けて生活することになります。
また古い機種は、最新の機種に比べて、電力消費が大きく、月々の電気料金が高額になります。
節約・節電のためにも、エアコンは新しいものを設置するべきです。
和室
比較的に少なくなってきましたが、和室がある賃貸物件は注意が必要です。
畳は洗うことができないため、汗や汚れが蓄積されやすく、水分が抜けにくい構造です。
メンテナンスされていない畳は、非常に不衛生で、害虫(ツメダニ、ケナガコナダニ、シバンムシ、アリガタバチ、チャタテムシ、ヤマトシミ)の温床となります。
また、畳の上に直接カーペット等を敷いて、洋室として使用する方もいますが、絶対にやめましょう。
通気性が失われるため、湿度も高くなり、ダニ・カビの温床となるのです。
かといって、畳を処分するにも、退去時には現況復旧が求められることが多いので、処分が難しい…
賃貸物件の和室は、非常に扱いづらいので、不安な方は避けましょう。
サッシ廻りの結露
賃貸では、安価で耐久性のあるアルミサッシが主流です。
しかし、アルミ材は熱伝導率が高く、外気に影響されやすいとことから、冬場は結露が起こりやすいのです。
この結露水が壁内まで染み渡り、内部結露が発生している物件も少なくありません。
壁内でカビが発生し、増殖し続けると、深刻な健康被害を招いてしまいます。
造作家具・棚板・カウンター
「造作」とは、いわゆる造り付けの家具のことをいいます。
入居時から固定設置されている収納棚やカウンターは、材料、塗料、接着剤が使用されているのか判りません。
ホルムアルデヒドなどの建材が規制される2003年以前の物件の造作家具は、何が使用されているか本当にわかりません。
また、湿気の多い水廻り付近に設置されている造作家具は、多量の水分を含んでカビが発生していたり、
入退所の度に傷補修をすることで、溶剤まみれの家具になってしまっているかもしれません。
賃貸物件の造作家具は、取外しや処分ができないことが多いので、状態の事前確認が必要です。
まとめ
いかがでしたか?
我が家の身も心も悩ませた、賃貸物件の設備について紹介しました。
心得てほしいことは、賃貸物件は低コスト、且つ、収益性を第一に考えて建築されています。
今一度、その物件が自分と家族の身と心にマッチしているか…良く考えてみて下さい。
家族の健康に不安がある方、幼いお子さんがいる御家庭は、家づくりを検討された方が良いかもしれません。